tropica_main

舞台の上にいるのは、あなたーーパフォーマンス集団、Tropica『忘れられない友達』を観劇して

先日、高円寺にあるザムザ阿佐ヶ谷で開催された、パフォーマンス集団・Tropicaの舞台『忘れられない友達』を観てきました。

『忘れられない友達』告知ビジュアルより(写真提供:Tropica)
『忘れられない友達』告知ビジュアルより(写真提供:Tropica)

Tropicaはゲイ男性5人を中心に、「素材の味がギューっと詰まったトロピカルな作品づくり」を目指して、2014年に結成された劇団です。

パフォーンマンス集団「Tropica」公式サイト

『忘れられない友達』の公演にあたり、主宰の田代哲也さんは

「このお話の主人公は見に来て下さったおひとりおひとり。(中略)ぜひ皆様自身の遠い記憶に想いを馳せる、そんな時間をお過ごしいただければと願っています」(原文ママ)

と、リーフレットにメッセージを記していました。

舞台はオムニバス形式で展開し、全5話のエピソードのなかに以下のキーマンが1人ずつ登場します。

・毎日を楽しくしてくれた友達:山田くん
・いつも応援してくれた友達:わたなべさん
・気になっていたけれど、うまく関われなかった友達:カナコ
・性の気づきをくれた友達:沢田
・ただ忘れられない友達:竹ちゃん

実は、今回の演目はTropicaの主要メンバー5人が10代のころに経験した「実体験」にもとづいているそう。

特に「性の気づきをくれた友だち」は、セクシャルマイノリティの僕たちにとって、「ごめんね」と「ありがとう」が心のなかで延々とせめぎ合うような誰かが、きっといるのではないでしょうか?(僕は、あるセンパイの顔が思い浮かびました)

そのほかも、不器用ながら寄せたピュアな気持ち、いつも変わらず向けられたやさしさ、どう接していいかわからなかった戸惑い……。田代さんの言葉どおり、まるで昔の自分が、舞台の上にいるかのような気持ちになりました。

Tropicaのみなさんは普段はサラリーマンなど別の仕事をしながら、不定期でさまざまなパフォーマンスを行なっているそう(勝手に親近感w)。当事者ならではのグッとくるツボをおさえた舞台ーーぜひ、次の公演にも注目ください。

上演後の集合写真(写真提供:Tropica)
上演後の集合写真(写真提供:Tropica)

Tropicaのみなさん、誠にお疲れさました!