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ISmagazine

magazine for taking a many of "I"

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ふつうのゲイがつくる、ふつうのゲイのためのライフカルチャー誌

ISmagazineは、つくり手も登場するのもふつうのゲイ。
それぞれが自分の感性を注ぎ込んでつくる「私雑誌=I magazine」に、
読者を含めたくさんの“私”があるようにと想いを込め、2015年春に誕生しました。
特集の他に、漫画、小説、コラムなどさまざまなコンテンツを収録しています。
ぜひ、お手に取っていただけますと幸いです。

編集長n.

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Contents

ぶっちゃけ、ゲイが大企業で働いて幸せになれるのか〈後編〉

  8月20日に開催した「リアルお仕事DICTIONARY」。 イベントの後半は講師2名と、 ISmagazine編集長なおやんによるクロストークを実施しました。 (前方右から、続けた人T氏、辞めた人太田氏、なおやん)   大企業にも良し悪しがある なおやん(以下、な)「続けるにしろ辞めるにしろ、その決断が今の2人の生き方に活かされていますね。単刀直入に大企業の良いところ、悪いところを聞かせてください」 T氏(以下、T)「やっぱり、スケールの大きなところでしょうか。世界中で仕事をしていると、いろいろな出会いがあります」 太田氏(以下、太)「でも、セクシャリティの問題を考えると大企業はやりにくい部分も確かにある。噂って、一人歩きするもんやから」 な「おふたりは職場の人にカミングアウトしていますか?」 T「私は人事と同期の一部にしか言ってません」 太「自分は今でこそオープンだけど、会社員時代は少しずつ……って感じかな。1つの拠点で何百人が働いていると、別チームの子がなぜか僕がゲイだと知っていたり。『え、なんで?』っていう面倒臭さはあったかも」 T「LGBTって言葉を社内で耳にする機会は増えても、まだまだ本当の理解には程遠いですからね。上司との会話は基本的に結婚、住宅購入、子どもの教育費とかばかり!」 な「なんかお手本すぎる人生ですね」 T「基本は体育会系ノリだから。体育会系、好きだけど(笑)」 太「顔が見渡せるっていう意味では、中小企業はとても魅力的。社員数が少なくて人間的な結びつきが強い会社だと味方になってもらえる。もちろん逆の可能性もあるけど……」 T「あと、同じ大企業でも日系と外資系ではずいぶんちがう。外資の大手企業だといろんな文化的背景を持つ人が集まるから、入社時に『同じ部署の○○さんはセクシャルマイノリティ』と、予備知識としてさりげなく教えてもらえるって聞いたことがあるな」 な「ずいぶん先進的ですね。ちなみに、今日会場にいらした方で職場でカミングアウトをされている方っていますか? いたら挙手をお願いします」 (まったく手が上がらず) な「なかなかむずかしいみたいですね」 T「6年勤めて思うんですが、ゲイうんぬんをすべて抜きにしても、給料や福利厚生は、大企業で長く勤める際のアピールポイントにはならないと思います。実際に私の同期は半分以上が辞めていますし」   大企業での働きがいって、なに? な「先ほどのTさんの話のように、お金に代えられない大企業での働きがいがあるとすれば、それってなんですかね?」 T「やっぱり大きな仕事に携われることですかね」 太「真反対のこと言って恐縮ですが、僕はそれ意味わからないんですよ。学生時代からサークルを立ち上げたりけっこうな意識高い系(笑)やったから、“携わるって何?” みたいな。会社員時代に●代目JSBとお仕事した時もみんなキャーキャーゆってたけど、僕は『どうしたらあれに加入できるんやろ……』って、真剣にクソみたいなこと考えてました」 な「それはかなりはみグソ(はみ出したクソ)ですね」 太「極端な例やけど、小さな仕事でもいいから自分は“つくる側”へ行きたかった。もちろん、大企業で辛抱強く経験を積んだらいつかそういうクリエイティブな仕事ができるチャンスがあるかもしれないけど」 な「確かに、そこに至るまでが大企業は長いですよね。実は自分も大企業を辞めた人間なんですが、働いていていちいち非効率だと感じる場面があった。現場とのかい離も、そういうところから生まれるんですかね」 T「大企業でもいろいろですよ。私は入社後の研修で、うちの商品を扱う個人商店にお邪魔しておばちゃん店主におつかいを頼まれるみたいな人情味が感じられる仕事もありましたし」 な「うわ、下町な感じ! Tさんの会社ってメディアで見てるとそういう泥臭い部分が見えてこないから、おもしろいですね」 太「やりがいって、自分が何を好きかに由来すると思うし、正解も不正解もない。『会社を辞めたいけど、やりたいことが見つかりません』ってよく相談されるんやけど、『好き』の根っこは誰だって持ってると思う」 T「太田さんの場合も、好きなものが独立へと結びついた?」 太「辞める前から見えてたワケじゃないよ。でもさっき言ったみたいに、仮に小さい仕事でも自分でつくって、その作業を愛せるって確信していた。だから、かじっていたWEBとかデザイン分野で力をつけながら、少しずつ稼げるメドをつけていった感じかな」 な「食いぶちって大切ですよね。今日来ている方の中にも、できるなら好きなことで生活したいって人、多いんじゃないですかね」   これからの働き方 な「先ほど参加者の方から質問があったんですが、大企業に勤めながら自由な働き方は可能でしょうかということです」 太「ゲイ男性の場合はお金や時間がある程度融通きくから、気になるところだよね」 T「サラリーマンをしていると、会社の業務命令には逆らえない。自分も昨年、転勤で東京を離れたのは大きな決断でした。東京はいろいろ充実しているから……」 太「イロイロ充実してるんですって、みなさん(笑)」 T「冗談はおいといて……(笑)。今日お集まりのみなさんはふだん東京にいると思うんですけど、それはアドバンテージだと思います。情報の多さも伝達スピードも、東京はやっぱりケタちがい」 太「大企業で働きながら、副業(的な意味合いで)何か始めるのもアリかも。自分は早めに見切りをつけてしまったけど、就業環境をフル活用するという意味では迷っているうちは安定企業に籍を置くというのも、強みになるかもしれませんね」 な「働き方で悩みを抱えていると、なんとなくやる気が湧いてこないなんてことはありませんか?」 太「もちろん。でも、僕思うんですけど人間、好きなことってそうはブレないと思うんですよ。だから場合によっては働きながら『好き』を『稼げる』に近づけるチャレンジもありかと」 T「サラリーマンと2足のわらじというのも、1つの道ですしね」 な「確かに! お話を聞いていて思ったんですが、Tさんも太田さんも自分のものさしを持ちながら、人の意見を柔軟に取り入れている印象を受けました。何か自分でスタートする時は、そういった姿勢でつちかった能力や人脈が活きてくるのかもしれませんね。今日はありがとうございました」   (※内容は一部編集を加えています)   クロストークの内容、いかがでしたか? 最後に今回の講師兼、主催者T氏のコメントをご覧ください。   「仕事は人生の構成要素であり、 巷では多くの“はたらく”にまつわるイベントが開催されていますが、 もしゲイだったらどんな“はたらく”があるのだろう。 誰かの視野が広がったり、今後の参考になればと思い、 さまざまな業界で生きるゲイの“はたらく”を紹介しようと、 本イベントを開催させていただきました」   今後のイベントに関するお知らせは、 本ウェブサイトか公式Twitterアカウントにて情報を発信予定です。 ご期待ください。
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